オーナー:川野さん
場所:えびの市内竪
材種:フィンランドパイン
平成13年12月2日-キット到着
一部セルフビルド
完成:平成14年4月20日(引っ越し)
ジャズをBGMに、川野さんの話をお聞きしました。
「ログハウスとの出会いは6年前。父が入院していた鹿児島と勤務地姫路を往復する、列車の中で読んだ雑誌が、ちょうど特集していました。」 「ディズニーへの家族旅行の途中、展示場で実物を見て決心。妻や子供達も気に入ってくれたと思います。」 (手摺り造作中の南側デッキ) |
(離れ浴室との間の濡縁と小屋根は施主施工。右は工事途中を反対側から。この面の屋根に太陽光発電パネルが設置されました。)
「平成10年春高知と13年春松江でのセルフビルドスクールに行き、いい経験をしました。全てセルフビルドとも考えましたが、週末だけでは何年掛かるか分からないので、出来る所を自分ですると決めてスタートしました。」 「自分でしたのは、まずログの木口に番号を付ける組上げ準備、現地調達した土台に大引・根太を設置しキッチンの一部床張り、窓の設置、本職の電気配線、デッキ、離れとのつなぎ等です。家族が塗装下塗りやコーキングをしてくれました。」 |
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「親から600坪の田を譲り受け、500㎡の農地転用に約2年掛かりました。」
平成13年初めモデルプランが決まり、風呂を別棟にするなど一部変更し、図面が完成。 13年夏、いよいよ契約。 |
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(植物に囲まれた玄関デッキを上がり、ドアを開けるとディズニーの人形がお出迎え。風除室の内側ドアを開けると、外の暑さを感じさせないうれしいヒンヤリ感。)
12月2日朝、門司から40f と20f コンテナが到着。天窓のみ別送。 |
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(リビングに入ると正面には、自作のアンプに特大のスピーカー。採光の良い広い窓に、落ち着いた木肌の室内) 別棟から組建て開始。「窓の位置まできて左右逆なのに気づきましたが、そのまま続行。いい予行演習になりました。」「長雨で躯体に幾らかカビが発生しましたが、スムーズに進んで、12月27日に棟上げ。正月休みに電気配線工事を自分でしました。」 |
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(リビングから左に和室、中央は両側からクローゼット、右にはキッチン、トイレ、そして別棟のお風呂へ) 「1・2月大工さん達は別に先約があって、その間はセルフビルド。大引・根太の設置、システムキッチンを早く設置する必要からその部分の床施工、窓の設置など。家族は外部塗装とコーキング」 |
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(居心地の良い和室。畳のにおいは木と良くマッチしています。照明はほとんどが埋め込み式のダウンライトで天井すっきり)
「もう少し収納スペースがあれば・・。トイレの空間は大変気に入っています。」 |
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(別棟のシステムバス、手前に脱衣室と洗濯機。キッチンからリビングへ。玄関隣りの階段は軽やかで見た目も美しく、リビングの大きなアクセントに)
「大工工事は正味二ヶ月。棟梁はじめ大工さん達の腕も良く、スムーズに進みました。」 |
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(バルコニーからは、遮るものなき田園風景の先に京町温泉、そして霧島の山々。ドア横の緑の屋根は、川野さんの労作、この家のミニチュア。ロフトの二部屋は子供の勉強部屋と寝室。)
今後の予定は? |
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出来上がってのご感想は? 「ログハウスは確かに手間が掛かりますが、温めてきた夢と自分の工夫が随所に生きていますから、完成した時の達成感は最高です。この暑さでもクーラーと全く違う快適な涼しさですし、外の音が入らずとても静かです。正月の夜、電気配線工事をしていた時、外気と比べ室内がとても温かでした。」 「居心地が良く、おちつきます。室内が明るく、広さもちょうど良かったと思います。」 角ログの良さは? 今後ログハウスを計画される方へのアドバイスは? |
北側から 家の右手には川が流れ、 写真左は京町市街。遠くには霧島連山。 |
前もってご連絡頂ければ、見学も喜んでと仰います。
メールなりお電話を頂ければ、ご都合をお聞きして、ご連絡致します。