オーナー:持永さん
場所:えびの市坂元
材種:フィンランドパイン
平成12年9月30日-キット到着
全てセルフビルド
ほぼ完成:平成13年8月15日 餅まき
持永さんご夫妻のお話をまとめてみました。
国道221号線から、北に車で数分。棚田の上に持永さんのログハウスはあります。 「周りの田圃三枚から収穫されたお米は、名古屋の子供達や友人まで行き渡り、家の周りの各種野菜も食卓をにぎわしてくれます。」 上にはもう人家はなく、各種の彩りを楽しませてくれた桜の名残の跡を見せる裏山は、県境の山々をなす九州中央山地国定公園へとつながっています。そして目の前には絶景なる霧島連山が広がっています。 |
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今は倉庫となっているこのテントの中で生活しながら、一年数ヶ月、夫婦力を合わせてログハウスを建築されたそうです。 その時使われた工具類は、何時でも使える状態で整理されています。(右上) 「重宝したブルーの風呂桶。太陽熱温水器と薪で沸かしたお湯を調合して、毎日の疲れを癒してくれました。」(右) |
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すぐ近くから”湧き水”が! タンクに溜めてポンプで家まで汲み上げます。 | |
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和室の本棚の上には、畑の防護網に掛かった鹿の角。「猪や鹿など自然の恵も豊富で、ほとんど自給自足の生活が楽しめます。」山の蔦葛を利用して製作された編み籠。「見よう見まねで始めたんですが、今ではフリーマーケットに出して、喜んで買ってもらってます。」丸太のイスもいい出来栄えです。 | |
きれいに花を付けた梨。流木と植物を組み合わせた玄関のオブジェ。 実の生る木々が沢山植えられ、裏の土手には近所の方達が持ってきてくれたツツジが並び、日々の生活を楽しく豊かにしようとするお気持ちが、様々な姿形となって増え続けているようです。 |
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ログハウスとの出会いは? 「10年位前の教育テレビ”趣味悠々”。それから沢山本を読みました。」 困った事、今不便な点は? 「農地転用に無駄な時間が掛かりました。窓の取り付け位置が高かったのと、もう少し大きめの窓にすれば良かったとも思います。」 生活して感じる事は? 「とにかく冬暖かい。14°までしか下がらないので小さなストーブ一つで充分。湿度も40~50と安定して、湿気を感じません。」 今後の計画は? 「スペースを活用して、クローゼットを造る予定です。」 後輩へのアドバイスを? 「家を建てるとか買うと言っても、みんな家を買わされていると思うし、出来合の家に自分達を合わせて生活しているように見えます。世間体を気にしたり、マニュアルどおりの生き方しか出来ない人にはログハウス、ましてやセルフビルドはお勧め出来ません。一度しか無い人生をどのような心根で生きるのか、自分にとって何が大事かを真剣に考える人には、ログハウスやセルフビルドを勧めたいし、応援もしたいと思っています。」 |
持永さんからセルフビルドの軌跡を集約した写真集を拝借しました。
ご覧下さい。
見学やセルフビルドのご相談も、気軽に乗って頂けるそうです。
最初メールなりお電話を頂ければ、ご都合をお聞きして、ご連絡致します。
その後は、直接連絡を取り合って下さい。